類似の単語または同義語 紫宸殿

正殿    0.747699

内裏    0.728902

大極殿    0.709918

御影堂    0.681160

扁額    0.659188

二条城    0.655627

勅額    0.655220

寝殿    0.654506

賢所    0.652842

慈照寺    0.647510

類義語または同義語 紫宸殿

Article Example
殿 殿は本来天皇の私的な在所である内裏の殿舎の一つであったが、平安中期以降、大内裏の正殿であった大極殿が衰亡したことにより、即位の礼や大嘗祭などの重要行事も殿で行われるようになった。内裏は鎌倉時代に火災にあって以後、再建されることはなかったが、殿は臨時の皇居である里内裏で再建され、現在の京都御所(これも元は里内裏である)にも安政2年(1855年)に古式に則って再建されたものが伝わっている。
殿 殿舎の南には南庭が広がり、北には仁寿殿が位置する。天皇の普段居住する殿舎である清涼殿に対し殿は公的な意味合いが強かった。
殿 殿の南庭には東に桜、西に橘が植えられており、それぞれの近くに左近衛と右近衛が配陣したため、左近の桜、右近の橘と称される。左近の桜はもともとは梅だったといい、乾枯したのを契機に桜に植え替えられたという。
殿 左近衛の陣所は宜陽殿に続く軒廊(こんろう)にあり、「左近陣座(さこんのじんのざ)」と呼ばれた。摂関政治全盛期にはここで摂関を座長とする朝議(陣所で行われるため陣議・陣定といい、帯仗が許されたため仗議ともいう)が盛んに行われ、実質的な国政の中心となった。まれに校書殿東庇にある「右近陣座」でも行われ、『年中行事絵巻』に「右近衛陣座」として描かれている。
殿 殿(ししんでん/ししいでん)は、内裏において天皇元服や立太子、節会などの儀式が行われた正殿。「南殿」や「前殿」、古くは「紫震殿」とも。