類似の単語または同義語 multics

hardware    0.778041

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類義語または同義語 multics

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Multics MulticsはGEが商品化しようとしており、結果としてハネウェルが商品化したが、あまり成功しなかった。しかし、コンピュータ市場に与えた影響は大きく、様々な斬新で貴重なアイデアが盛り込まれている。
Multics 1985年、NSAのNCSC(国立コンピュータ保安センター)の策定したセキュリティ評価基準 Trusted Computer System Evaluation Criteria(通称オレンジブック)のB2レベルのセキュリティを実装したOSであると認証された。このレベルの認証を受けたのはMulticsが最初である。
Multics GEのGECOS、ハネウェルのGCOS、日本電気のACOSは、Multicsの系統といえるOSである。
Multics Multicsプロジェクトで仕事をしていたケン・トンプソンとデニス・リッチーが最初に開発したUNIXは、コマンドの命名法まで含めた多くの領域でMulticsの影響を示している。例えば、lsコマンドは "list segments" の略であり、Multicsのセグメントを一覧表示するものとして命名された。しかし内部の設計思想は全く異なっており、可能な限りシステムを小さく保とうとしていた。つまり、Multicsで最も問題と思われた部分で違いを見せたのである。
Multics のオペレーティングシステムを、同社の創業者は「靴箱の中のMultics」(Multics in a shoebox) と称した。ポドスカは後にアポロコンピュータを創業し、そこでAEGISとDomain/OSというオペレーティングシステムを開発したが、それを「マッチ箱の中のMultics」(Multics in a matchbox) と呼んだりした。Domain/OSはMulticsにネットワークとグラフィックス機能を加えたものである。
Multics 高可用性を目指して様々な機能が盛り込まれ、電話や電力サービスのような「コンピュータ・ユーティリティ」を目標としていた。そのためソフトウェア構造のモジュール化だけでなく、ハードウェアもモジュール化され、必要なリソース(計算機能、主記憶、ディスク装置など)を追加するだけで拡張可能な構造を目指した。ファイル毎のアクセス制御リストによって柔軟な情報共有が可能だが、必要に応じて完全なプライバシーも提供できる。技術者がシステムの性能を分析できる機構も標準で組み込んでいて、様々な性能最適化機構も組み込まれた。
Multics Multicsは単一レベル記憶と呼ばれるデータアクセス法を実装した。これは、(Multicsではセグメントと呼ばれる)ファイルとプロセスのアドレス空間の明確な区別をなくした考え方である。プロセスのメモリはセグメントをそのアドレス空間にマップすることで構成される。その読み書きにはプロセスは通常のCPUの命令を使い、オペレーティングシステムがその更新内容がディスクに反映されるよう働く。POSIXの用語で言えば、これは全てのファイルがcodice_1で扱われることと同じである。しかし、MulticsにはUNIXなどにあるようなファイルをマッピングする以外のプロセスのメモリという概念がなかった。「全て」のメモリが何らかのセグメント(ファイル)の一部であり、ファイルシステムに対応する場所が存在する。これはプロセスやカーネルのスタックなどに使われるメモリでも同様である。
Multics Multicsはまた、積極的なオンライン構成変更をサポートした。CPUもメモリバンクもディスクドライブもシステム動作中に追加したり削除したりすることが可能だった。実際、MITのシステムではこれが普通に行われていた。ソフトウェアの開発においてマルチプロセッサシステムを二つに論理的に分割し、一方を新たなOSの評価に使用するのである。このとき、段階的にリソースを削除していって、通常のタイムシェアリングシステムの構成を小さくし、削除したリソースで2台目のシステムを構成する。この間、タイムシェアリングシステムはそのまま動作し続けていた。これは初期のマルチプロセッサシステムの1つでもあり、今日大型のサーバなどで行われているパーティショニング機能の先駆けでもある。
Multics Multics のコンパイラはCPU性能を引き出すことよりもコードサイズを小さくするよう最適化されていた。例えば、「オペレータ」と呼ばれる小さなサブルーチンを多用している。コードサイズを小さくするという選択は Multics のような主記憶が高価なマルチユーザーシステムでは良い選択であった。
Multics UNIXに2038年問題があるが、Multicsには1900年1月1日午前0時からのマイクロ秒を刻む52ビットのカウンタがあり、1971年5月11日にMSBが0から1になった。