類似の単語または同義語 国家

軍事    0.679881

法治    0.659765

政府    0.648350

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秩序    0.631739

存立    0.602335

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行政    0.595575

人民    0.593907

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類義語または同義語 国家

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(こっか)とは、国境線で区切られた領土に成立する政治組織で、地域に居住する人々に対して統治機構を備えるものである。領域と人民に対して排他的な統治権を有する政治団体もしくは政治的共同体である。
ドイッチュはの起源を社会的コミュニケーションの連続性から説明する。彼によれば、国民 (nation) とは次の2種類のコミュニケーションの積み重ねの産物である。すなわち、第1に、財貨・資本・労働の移動に関するものである。第2に、情報に関するものである。西欧における資本主義の発展に伴って、交通や出版、通信の技術も発達し、これら2種類のコミュニケーションが進展し徐々に密度を増すと、財貨・資本・労働の結びつきが周辺と比較して強い地域が出現する。ドイッチュはこれを経済社会 (society) と呼ぶ。また同時に、言語と文化(行動様式・思考様式の総体)における共通圏が成立するようになる。ドイッチュはこれを文化情報共同体 (community) と呼ぶ。日本のように経済社会と文化情報共同体が重なり合う例も存在するが、この2つは必ずしも重なり合うとは限らない。現在でも、複数で共通の言語が使われている例は珍しくない。一定の地域である程度のコミュニケーション密度が長期間継続すると、そこは「くに」(country) となる。そして、そこに住む人たちが「民族」(people) と呼ばれるようになる。この「民族」(people)が自分たち独自の政府 (government) つまり統治機構 (state) を持ちたいと考えた瞬間に「民族」peopleは「国民」(nation) となるのである。people、nationをともに「民族」と訳さざるをえない場合があるのは日本語の社会科学概念の貧困に由来する。民族自決を英語でself-determination of peoplesというのは以上のような思考過程を表すものと考えられる。
現代社会において近代の表看板を掲げていても、アフガニスタンのように内部の実情は複数の自立的共同体が必ずしも機構の主権下に服さずに体制の構成要素となっているは存続している。今日の国際関係は、近代的主権間の関係を前提として成立しており、こうしたの存在は様々な紛争の火種を内包している。さらに、この問題は同時に、近代的主権の歴史的な特殊性の問題点を投げかけているともいえる。
政治機能により異なる利害を調整し、社会の秩序と安定を維持していくことを目的にし社会の組織化をする。またその地域の住民は組織から国民あるいは公民と定義される。
さらにの諸々の側面について観察するならば、にはいくつかの特徴があることが指摘できる。まずとは主権を備えており、それは社会における全ての集団よりも上位に位置する絶対的権力として行使されるものであり、その表現として政治思想家のトマス・ホッブズは著作でを海の怪物であるリヴァイアサンとして示している。または公的な組織であり、私的な利益を確保しようとする家族や会社などから構成される市民社会から区別されるべき存在である。そしてとは正当化の一つの実践であり、議会が社会の利害を反映する限りにおいての決断は社会成員の合意として基本的に受け入れられる。さらには支配の道具であり、社会学者マックス・ウェーバーがは「正当化された暴力」を独占していると指摘したように、法に従わせることを確実なものとする能力を持たなければならない。最後には領土的な集団でなければならず、は国境によって地理的に区別されることで、国際社会においてとして承認される。
静態的な論だけではを捉え切ることは非常に困難であると考えられる。
法学・政治学においては、以下の「の三要素」を持つものを「」とする。これは、ドイツの法学者・学者であるゲオルク・イェリネックの学説に基づくものであるが、今日では、一般に国際法上の「」の承認要件として認められている。
このモデルにおいては、とは、権力が領域と人民を内外の干渉を許さず統治する存在であると捉えられているのである。領域に対する権力を領土高権(Gebietshoheit)、人民に対する権力を対人高権(Personalhoheit)という。国際法上、これらの三要素を有するものはとして認められるが、満たさないものはとして認められない。この場合、認めるか認めないかを実際に判断するのは他のなので、他国からの承認を第四の要素に挙げる場合もある。
要件を満たさない支配機構や政治共同体も存在しうる。は近代の歴史的産物(近代も参照)であり、それ以前には存在しなかった。例えば前近代社会において、しばしば多くのが多様な自治的組織を持つ多種多様な人間集団、すなわち社団の複合体として成立し、中央政府機構はこれら社団に特権を付与することで階層秩序を維持していた。こうした体制を社団と称し、日本の幕藩体制やフランスのアンシャン・レジームが典型例として挙げられる。例えば、幕藩体制において公家の団体である朝廷とその首長の天皇は幕府の首長に征夷大将軍の官位を与えることで権威を保証し、幕府は大名や旗本の領国経営組織という武士の団体に主従制に基づく特権を付与して臣従と忠誠を求め、幕府や大名領国のような領主権力は百姓の団体である惣村や町人の団体である町(ちょう)に身分特権と自治権を付与することで民政を行っていた。そこには如何なる排他的な主権者も見出すことはできない。
こうした社団においては個々の社団が中央政府機構からの離脱や復帰を行う現象が見られ、また江戸時代の琉球王国が日本と中華帝国(明もしくは清)に両属の態度をとっていたように国民の固定化は不完全であった。当然、社団の離脱、復帰に伴い領域も変動しえた。