類似の単語または同義語 円成寺

一乗院    0.757719

粉河寺    0.749152

金剛峯寺    0.742491

西教寺    0.738516

元興寺    0.738240

禅林寺    0.736319

妙法山    0.735812

法興寺    0.733952

円覚寺    0.732612

浄土寺    0.730597

類義語または同義語 円成寺

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寺に伝わる『和州忍辱山縁起』によれば、沿革は次の通りである。
現存する多宝塔は平成2年(1990年)の再建で、旧多宝塔は大正9年(1920年)、老朽化のため撤去された。ちなみに、鎌倉市の長寿寺にある観音堂は、旧多宝塔の初層部分の材を用いて建てられたものである。
天平勝宝8歳(756年)、聖武・孝謙両天皇の勅願により、鑑真の弟子にあたる僧・虚瀧(ころう)により開創される。万寿3年(1026年)に命禅が再興して十一面観音を祀ったという。しかし、鑑真とともに来日した僧の中に虚瀧なる人物は実在せず、奈良時代にさかのぼる遺品、出土品等も見当たらない。以上のことから、この草創縁起は後世の仮託と思われ、「中興の祖」とされている命禅がの実質的な開基であると推定されている。
室町時代、応仁の乱(1466年-1476年)の兵火により堂塔伽藍の大半が焼失したが、栄弘が入り再興された。
平安時代末期の保元元年(1156年)、京都仁和寺の寛遍が東密忍辱山流(とうみつにんにくせんりゅう)を開き、寺運は興隆した。この頃に本尊が当初の十一面観音から阿弥陀如来に代わったと思われる。