類似の単語または同義語 カーレーター

長峰山    0.637535

須磨浦公園    0.629577

潮入    0.617284

kongosanchi    0.615073

阿寺の七滝    0.605878

鏡池    0.600405

サンケイバレイ    0.598947

misen    0.598743

奥池    0.598254

tegarayama    0.597739

類義語または同義語 カーレーター

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カーレーター しかし、現在でも少しだけではあるが、カーレーターの跡が所々に残っている。ロープウェイ山麓駅の脇には、カーレーターの山麓駅だった建物が現存している。この建物は、廃止後しばらくの間はびわこ自然史博物館として使われていたが、現在は山頂から移転したレンタルスキー小屋となっている。カーレーターはそこから、北側の尾根の頂上に向かって伸び、頂上で直角に曲がって山頂を目指していたが、現在も山麓付近のカーレーターが通っていた所はあまり木が生えていない。また、山中に入っていくと、3ヶ所存在していた橋梁のうちの二ヶ所のコンクリートの土台があったり、シェルターの残骸やベルトコンベアなどの部品が至るところに散乱していたりする他、コンクリート製の路盤が残っているところもある。なお途中には3ヶ所のトンネルが存在していたが、それらは全てコンクリートで塞がれている。そして、最近取り壊された山頂駅の跡は現在、スノーランドの一部となっている。
カーレーター カーレーターとは、山の斜面をベルトコンベアを使って人を運ぶ登山用交通機関である。なお本項では、須磨浦山上遊園のものとびわ湖バレイ(旧・サンケイバレイ)のもの(現在は廃止)の2つについても記述する。
カーレーター 乗り場を発車した後からベルトコンベアに入るまでの間には、先述の通りホイールコンベアが用いられているため、そこを通過する際にはゴンドラが非常に激しく揺れてしまう。また、ベルトコンベアに入った後も、側面のレールがゴンドラをベルトに押さえつけているため、下のローラーによりゴンドラがガタガタと振動する。そのため実際、須磨浦山上遊園のウェブサイトには「『乗り心地の悪さ』が評判です」とある。また、びわ湖バレイのカーレーターでは、乗車時間が23分と長かったため、とても疲れるといった声が多かった。
カーレーター 複数のゴンドラ(2人がけの座席)を、斜面にしかれたベルトコンベアで運ぶことによって人を運ぶ、リフトのような連続輸送システムである。路線は直線勾配区間がベルトコンベア、乗り場やカーブ、水平区間などはホイールコンベア(複数の車輪を組み合わせたコンベア)で構成され、その全線が乗り場も含めてシェルターに覆われている。乗り場には折り返し用のループ線が設けられており、降りてきた(登ってきた)ゴンドラがここを回って再び登って(降りて)いく。ゴンドラは乗り場を出た後にホイールコンベア区間で加速され、勾配区間のベルトコンベアに乗せられる。ベルトコンベアに乗った後でもゴンドラは側面のレールにより自動で水平に保たれるようになっている。
カーレーター しかし、このシステムはあまり普及しなかった。設備が大がかりな割には輸送能力がリフトとあまり変わらない、乗り心地が悪いなど、様々な問題があり、カーレーターが導入されたのは日本どころか、世界でもこの2ヶ所だけであった。さらに、その設備の大がかりさゆえに、老朽化するのが早く、維持費がかさむこともあって、1975年10月、びわ湖バレイのカーレーターが廃止された。そして、現在残っているのは須磨浦山上遊園の1ヶ所だけである。